まさに”元祖”iPodです。
一番最初に発売されたのは5GBになりますが、まさにこれがそれです。
オークションにて入手しましたが、信頼のあるiPod専門を扱っていらっしゃる出品者さんの方で、ハードディスクは新品の20GBに換装されています。バッテリーも新品改装していただいたものです。
実は購入したのが去年でして、数ヶ月使っているのでそろそろレビューを書きたいと思います。
<デザイン>
上の写真がすべてです。上の写真を見てください。2001年に発売された中では本当に最高峰のデザイン性だと思います。そして本当に高級感ある筐体です。さすがアイブ氏。
<Firewire>
このiPodにはドックケーブルで繋がりません。Firewire、あえて日本語にすれば”火の線”でしょうか。IEEE1394としても知られ、主にHDDをつなぐアップル開発のコード規格です。現行のMacシリーズにもFirewire端子は備わってますね(私のMac miniにも)
そして、このケーブルというのがなかなかゴツいものでして(アップル純正のを使っていないからかもしれませんが)けっこう厚みあります。
<画面>
もちろんまだモノクロ画面です。しかしそれがいい。90年〜00年初期の準レトロ好きの私にとってこれはなんともたまらないのですが、それ以外にもいいところがありますね。
まずひとつに、バッテリーの持続性があがります。カラー液晶でないため電力が押さえられるというわけですね。
そして二つ目に、そのバッテリーの持続性があるため、再生中、常に画面が表示されていてもバッテリーの負担にほとんど影響しないということです。これは本当にいい。再生中も曲が常に確認できる。
三つ目。モノクロは意外に見やすいです。まるで紙の字を見ているかのよう。デジタル機器といったら液晶の輝度がまつわりますが、これにはその輝度自体がありません。ちなみに、バックライトの設定もできますが、私はこれをオフにしています。
<アルバムアートワーク>
まだ表示できないタイプです。ジャケットが表示されるようになったのはiPod第四世代の後期機種「photo」タイプからだったと思います。
音楽は聴く行為自体が目的なので、ジャケット自体は表示されなくても別によいと思います。しかし、私はジャケットが好きで買ったアルバムなどもたくさんあるので、そういうものが映し出せなくて残念な気もあります。しかし、そう思った時は、CDの生のジャケットを引っ張りだしてくれば良いのではないか?とも思ったりします。iPodの小さな液晶でジャケットを見る事に満足し、本来の生のジャケットを見る行為自体を忘れかけていたので、なんというかMDウォークマンを使っていた頃の感覚に戻ったような感じですかね笑。結局、結論としては、アルバムアートワークが表示されなくてもそう不満はありません。
<本体>
やはり若干重みは感じます。HDDの換装や高容量のバッテリーを積んでいるため、本来の重さとは若干異なるかもしれません。前に第三世代iPodのことを書いた時もいいましたが、重みのあるiPodはそれだけ、たくさんの音楽を入れていることを思いかえされますね。
<起動>
初期のものなので、 これは仕方のないことでしょうね。Firewireコードを「つなぐとき」「外すとき」、両方において毎回再起動がかかります。この間、アップルのロゴがモノクロで表示されますが、その少々じれったい間が、曲を聴くまでの独特な楽しみ感?が生まれ、これもまた一興と言えるのではないでしょうか。今のスマートフォンを代表するガジェット類ではこれは味わえないですよね。
<音質>
これに関しては、大した高いオーディオ機器を使っているわけでもないので(それでも一万〜二万のイヤフォンを使っていますが)、そこまで気にしませんが、若干音に厚みがあるような気はしますね。私はオーディオにはそこまで詳しくないため、下手な事は書けないですが、MDウォークマン→iPod nano第三世代→iPod touch第四世代→iPod nano第一世代→iPod第三世代・第一世代とモバイルプレーヤーを経由したなかでは、最高峰だと思います。128kbpsに圧縮しているにもかかわらず、すてきで、好みの、分厚い音を鳴らしてくれます。MDウォークマンからnanoにしたとき、音質がウォークマンの方がよかったため当時残念でしたが、このiPodは(MDの)ウォークマン的な音質がします。
<操作性>
今ではタッチ式のホイールやタッチパネルが当たり前ですが、このiPodは機械式でアナログな、物理的に回転するホイールです。これにより直感的で正確な操作が可能です。クルクルクルクルと回転させているだけでも楽しいです。正直これに憧れて初代iPodが欲しくなりましたので…!
メニュー・再生・曲回しの操作も独立した4つのボタンだから誤作動がありませんね。
<背面>
クラシカルなiPodと書かれたフォント。すばらしい。まさに初代を思わせるフォント。うまく撮れなかったため画像添付してません。もしこれを持っていて、それを知らない世代の方に「コレなに?」と聞かれたら裏返して、”(c)2001 Apple Computer”と示せます。